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Photo千思万考

紀行 鉄道博物館

チョット、気分転換!と近場の博物館で撮影をしようと出かけてみました。

正直、小田急線の線路脇で育った私は中学3年生の時、家に一番近いカーブを
通過する電車の車輪とレールの擦れる音とレールのつなぎ目が発する音で、
当時、小田急で使用されていた電車の車種(型式)を100%当てることが出来ました。
(証人:実兄)

そんな私でしたが、鉄道に全く興味なく・・・動かない車両をどうやって撮影できる
のかな??と考えつつニューシャトルに乗車しました。

鉄道博物館はJR東日本の創立20周年記念事業で大宮に建設されました。

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写真は、全体の約半分のスペースを占めるヒストリーゾーンで、ここでは、日本の鉄道
がスタートした明治時代初期から現代まで鉄道技術や鉄道システムの変遷・歴史を
それぞれの時期・テーマごとに紹介しています。

御料車6両を含む鉄道車両36両の実物車両の展示を中心に、当時の貴重な資料や
実物車両を縮小して作った精巧な模型などが展示されています。






そう言えば、どこかで見たこのとのある列車達が並んでいました。
一線を退いても今なお後生にその姿を示せる当時の「名機」達! その姿に感動します。

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過去、イルミネーション撮影で自分の手振れの限界を知ったので、今日もその限界に
再挑戦してみました。レトロな列車はシャッタースピードを1/10secにしてTry!!
手振れ補正のVRⅡのお陰で何とか撮影できました。(トホホ)

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撮影日:13/2/1 15:46:10.20  画質モード:RAW (12-bit)
モデル名:Nikon D4   レンズ:VR 24-120mm f/4G
焦点距離:32mm  フォーカスモード:AF-S AFエリアモード: 手ブレ補正:ON
AF微調節:しない  露出 絞り値:f/4 シャッタースピード:1/10秒
露出モード:絞り優先オート 露出補正:-0.7段 測光モード:マルチパターン測光
ISO感度設定:ISO 800







このキハ41000型車両は、初の本格的な大型ガソリンカーなんだそうな。
国鉄で廃車後、遠州鉄道、筑波鉄道などで使用されたとのこと。

この車両の座席についている真鍮製の持ち手が何とも時代を象徴するような輝きを持って
いました。列車のイメージは鉄道=鉄。その中に使われている重要な金属が銅であり、
更に耐食性、加工性をあげ、コストが安い真鍮である。
銅や真鍮は空気、蒸気機関車の蒸気、水を送るための配管に使われていたり、明治初頭
に輸入された蒸気機関車には真鍮製の警報の鐘が常備されていたらしい。









座席の持ち手(キハ41000型)
     懐かしいレトロ調の車両ですが、この真鍮の持ち手が綺麗に磨かれていて
     とても印象的でした。

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警鐘
     1880年に製造されたB.K PORTER & CO'S の「LOCOMOTIVE
     WORKS」蒸気機関車は、蒸気で笛を鳴らす警笛は採用されていなかった
     のか、開発されていなかったのかな?
     正式には「7100形式蒸気機関車 車号7101」。これは鉄道記念物で、北海道
     開拓に活躍し、北海道初の蒸気機関車で「弁慶号」と呼ばれていたそうです。

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蒸気ラインの安全弁?
     銅パイプを使って運ばれるのが空気?下に通っている真っ黒い炭素鋼の配管に
     は高圧の蒸気と水が流れていたんだろうな? 

  
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運転席のハンドル

      長い時間人々の役に立って、長い時間 光り輝いているハンドルに感動を覚えます。
      今でも運転手さんの白い軍手袋でやさしくやさしく操作されているような錯覚を起こします。

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展示されている各車両の座席(すべてではありません)

      遠い時間をつなぐ座席。私は国内出張でいろいろな路線でいろいろな車両
      にお世話になってきました。社会人になった頃は「禁煙車」などはないので
      ドアを開けた瞬間、車両の中が煙で見えない(北陸本線の「白鳥」)ことも経験
      しました。窓を開けられる列車も良かったですが、流石に真冬はネ!!
      煙は無い方がいいですね。

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そして鉄道には、いろいろな案内文字や設備も・・・。
      そう言えば、冷水機が列車にありましたよね。折りたたみの紙コップが隣に
      並んでいて・・・東海道新幹線の初期だったかな?

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C57って?駆動輪が3個!!位しかわかりませんが・・・。車号C57135」(1940年製造)
特急・急行列車の牽引に活躍した旅客用標準機関車だったそうです。
鉄道博物館の中央に堂々と展示されていました。

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今日は気分転換に鉄道博物館を訪れました。入館から難問続出で結局構成部品の
一部にポイントを絞ってみました・・・。
その時代時代に全力でレールの上を走り抜け、ここに展示されている列車は、どの
列車も「胸を張って・・・」展示されている様に感じました。俺はやってきたんだ!
堂々たるものです。展示されている列車から圧倒的な迫力を感じました。男の生き様
そのもののように感じました。
piyopapaにも時代時代で戦ってきた宝物がたくさん有ります。胸を張って生きて
いける財産だと改めて自信を深めました。

次回は、動きのあるアイスホッケーやサッカーの写真撮影にTryしてきます。


by Piyopapa

by piyopapa0711 | 2013-02-02 01:32 | Photo Technique
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