Photo千思万考 | |||||
10月 信州佐久にある 古刹「貞祥寺」を訪問。。。 6月に初めて貞祥寺を訪れ どうしても 秋にもう一度 貞祥寺の苔を見たくて U教授に無理を言って 連れてきていただきました。。。 (2) ここ貞祥寺は 1521年に開山された「曹洞宗」のお寺です 七堂伽藍(しちどうがらん)を整えた古刹で、七つのお堂があるのかと思いきや 伽藍とは同じ志を持った人が集まる場所で、七は数ではなくお堂などの設備が全て 整っていることを指すそうです。良い勉強をさせていただきました・・・ (3) 今回は「苔」が目的でしたので建物より「庭」を眺めてきました (4) 午前の陽が 当たるところ、当たらないところの 苔の差があまりない・・・? (5) 苔 と言う植物は 日当たりでも 日陰でも 光合成の仕方は 同じなのだそうです。。。 日陰では 独特な工夫があるのかと おもいきや どうも 苔はジタバタしないようですね (6) 入り口に近い 巨木にも 苔が ビッシリ・・・ 巨木の寛大さ みたいなものを 感じつつ・・・ (7) 巨木の下には 小さな生命が 宿っていて いました。。。 (8) 苔は 下地が 石だろうが 巨木だろうが 自らの生命を 維持するためには 遠慮無く 生きていました (9)(10)(11) ここ貞祥寺には 島崎藤村の旧家が移築されています 小諸義塾で英語教師をしていた頃に小諸町に住んでいたお家のようです。 藁葺き屋根に囲炉裏があって こぢんまりしたお家でした。 小諸から上京した島崎藤村は40歳のときに21歳年下の従姉妹 「島崎こま子」と不倫が発覚しました!! この島崎こま子さんと言う方は、詩人だったそうで、当時のことを 「二人して いとも静かに 燃え居れば 世のものみなは なべて眼を過ぐ」と ご自分の心情を歌に残しています。 彼女は、詩人で小説家の叔父島崎藤村を本当に愛していたんでしょうね。 晩年のこま子は、いつも和服で、言葉使いが美しく、静かな気品を湛えていたとか、 「人間の幸せとは、美しいものを美しいといえる、 うれしいことをうれしいといえることでしょうねぇ」 と語っていたそうです。 旧家とは言え、小説家が住むにはふさわしい趣のあるお家です。。。 6月に初訪してから島崎藤村を勉強したのですが、 こう言う話題に興味が注がれ(笑) 家の前に建つこのお地蔵様の顔が微笑ましいこと・・・ (12) 杉や欅の大木が立ち並ぶ参道は 美しい苔の回廊ともなっていて 厳粛な空気に包まれていました 貞祥寺の苔は 足が長く 超高級絨毯の上を 歩くような モフモフな感じです。。。 (13) 今日の 後ろ姿は こ ち ら ・・・ 貞祥寺 第二弾 に続きます・・・ by piyopapa
by piyopapa0711
| 2015-11-24 15:13
| 紀行
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